東京発、おすすめ沖縄旅行・沖縄ツアー

車なしで沖縄旅行は楽しめる!観光する方法とおすすめスポット

ゆいレール

沖縄には鉄道が一つしかないため、車がなければ楽しめないと思っている人もいることでしょう。一般的にも、個人で沖縄旅行をする場合、レンタカーを借りて観光を楽しむ方法が定番です。車があれば公共交通機関に頼らなくても沖縄に点在するさまざまな場所へと気軽に移動できます。
しかし、工夫さえすれば車を利用しなくても沖縄を十分に楽しんで観光することは可能です。そこで、車を使わずに旅を満喫する具体的な方法と、車なしの場合におすすめの観光スポットを紹介します。

那覇を中心に計画を立てる

首里城

荷物を抱えて空港に到着したら、まず向かうのが宿泊先という人は少なくありません。しかし、レンタカーがないと宿泊先への移動も気軽にできず困ってしまうものですよね。沖縄本島内にある主なリゾートホテルは、いずれも那覇空港から離れた場所にあるため車がないとなかなか行きづらいのが現実です。どうにかホテルに到着しても宿泊先のホテルから各観光スポットまでの移動が大変になってしまいます。

そこで、車なしの沖縄旅行を計画するならホテル選びの段階からしっかりと工夫しておきましょう。
那覇市内の街中にある立地のよいホテルであれば、空港から近く、各観光スポットまでの移動もしやすいです。空港からホテルへの移動の際には鉄道かタクシーを利用することが可能です。たとえば、那覇空港から走っている沖縄唯一のモノレール「ゆいレール」は那覇市内の街中も通っています。タクシーを使う場合、那覇空港から市内中心部のホテルまで1,200円前後が相場です。中心部から外れていても市内のほとんどのホテルは2,000円前後で行くことができます。友達や家族など数人で利用すれば1人が払う負担もそれほど大きくなく、荷物があっても楽にホテル間の移動ができ便利です。

那覇市内の街中にあるホテルからなら、首里城や国際通りといった観光地も気軽にまわれます。日帰り定期観光バスなどを上手に利用すれば不便なく人気の観光スポットまで行けます。ほかにも、送迎が付いた現地のアクティビティサービスに申し込むといった過ごし方もあります。このように、車なしで那覇に宿泊してもさまざまな観光スポットを十分に楽しむことができるのです。

リムジンバスを利用する

那覇空港

那覇を中心に観光を楽しむなら空港リムジンバスを利用すると便利です。那覇空港と本島中北部エリアにある主要ホテル間を走っている5つのコースをご紹介します。

①Aエリア:北谷・宜野湾コース

  • 旭橋駅前 → ムーンオーシャン宜野湾ホテル&レジデンス → ラグナガーデンホテル → ザ・ビーチタワー
  • 沖縄 → ベッセルホテルカンパーナ沖縄 → ラ・ジェント・ホテル沖縄北谷 → ヒルトン沖縄北谷リゾート

このコースの停車ホテルの近隣には北谷アメリカンビレッジや沖縄有数のサンセットスポットとされる北谷サンセットビーチなどがあります。

②Bエリア:読谷・恩納コース

  • 那覇バスターミナル(旭橋) → ホテルムーンビーチ → ルネッサンスリゾートオキナワ → ロイヤルホテル
  • 沖縄残波岬 → ホテル日航アリビラ → 読谷バスターミナル

本島で夕日が最後に沈む場所としても知られる景勝地・残波岬の灯台へ行く際にも利用可能です。

③Cエリア:西海岸・恩納南コース

  • 那覇バスターミナル(旭橋) → ホテルムーンビーチ → ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート → カフーリゾート・フチャク・コンドホテル → シェラトン沖縄サンマリーナリゾート → リザンシーパークホテル谷茶ベイ → ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート → ハイアット・リージェンシー瀬良垣アイランド沖縄

④Dエリア:西海岸・恩納北・名護コース

  • 那覇バスターミナル(旭橋) → ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート → ハイアット・リージェンシー瀬良垣アイランド沖縄 → 沖縄かりゆしビーチリゾートオーシャンスパ → ザ・ブセナテラスビーチリゾート → オキナワマリオットリゾート&スパ → ザ・リッツカールトン沖縄 → 喜瀬ビーチパレス

⑤Eエリア:名護・本部コース

  • 那覇バスターミナル(旭橋) → 名護バスターミナル → ホテルリゾネックス名護 → 記念公園内 → センチュリオンホテル&ヴィンテージ沖縄美ら海 → ホテルオリオンモトブリゾート&スパ

B~Eエリアは空港を出て那覇バスターミナルを経てから各ホテルなどを回ります。ただし、Eエリアだけは上りのみの運行となっているため注意が必要です。リムジンバスはホテルに滞在しなくても誰でも利用可能であるため、行きたい観光地に合わせて上手に活用するとよいでしょう。

ゆいレールを活用する

ゆいレール

ゆいレールを上手に活用するための基本のポイントとなるのが、ホテルの場所です。
ゆいレールの駅から徒歩圏内のホテルに泊まると、効率よく観光できます。特に、市内の中心地にあり、ルートのちょうど中央の位置にあたる県庁前駅や牧志駅は便利です。県庁前駅は国際通りの南側の入口に、牧志駅は国際通りの北側の入口にあります。

また、ゆいレールのフリー乗車券を購入しておくとお得です。1日乗車券は発行してから24時間有効で、大人が800円、子どもは400円で買うことができます。また、さらに市内を満喫したいなら2日乗車券を購入するのとさらにお得です。乗車券発行後48時間有効となっていて、金額は大人1400円、子ども700円となっています。

レンタサイクルを活用する

サイクリングの様子

時間を気にせずアクティブに行動したいならレンタサイクルで観光地をまわりましょう。
レンタサイクルを貸し出しているお店の中には、いつでも好きな時間にレンタルできるところもあります。受付窓口からだけではなく、会員サイトからの申し込みができるお店もあり、手続きのために待たされずに利用できる点も魅力です。中には、ホテルのフロントで申し込めるレンタサイクルサービスもあります。さらに、基本的には電動アシスト自転車となっているので、坂道でも負担が少なく、女性などでも安心して利用できます。

車なしで沖縄旅行をする場合におすすめの観光スポット

国際通り

那覇市内を中心にプランを立てる場合は、国際通りは必ず訪れたいところです。活気ある雰囲気の中で、お土産購入や食べ歩きなどを存分に楽しめます。ゆいレールの「県庁前」「見栄橋」「牧志」いずれかの駅で下車すれば、徒歩約1~5分で通りに着くので便利です。
お腹が空いたときにおすすめなのが、通りの真ん中あたりにある国際通り屋台村です。沖縄の郷土料理やオリジナル料理などを提供する20件の屋台が所狭しと並んでいます。人気のスイーツを食したり、お酒を片手に軽く沖縄グルメをつまんでみたりするのもおすすめです。

そのほか、沖縄の定番観光スポットとして知られる首里城も、車なしで満喫できる観光スポットです。ゆいレールの終始着点となっている首里駅から徒歩約15分でアクセスできます。首里城は、沖縄にかつて存在していた琉球王国の歴史や文化を感じ取れる歴史的にも希少なスポットです。曲線を描くように立つ城壁に取り囲まれ、城壁内には多くの施設が建てられています。また、小高い丘の上に立っているので、市内を一望できる絶景スポットとしても人気です。首里城公園内にある展望台・西のアザナからは那覇市内の街並みのほか、天気が良ければ慶良間諸島まで眺めることもできます。

※当記事は、2019年10月31日(木)未明に首里城で発生した火災以前に配信されたものです。
首里城公園(有料施設を含む園内施設)に関する最新情報はこちらからご覧ください。

那覇市国際通り商店街

住所 沖縄県那覇市
アクセス ゆいレール「県庁前駅」「見栄橋駅」「牧志駅」から徒歩約1~5分

国際通り屋台村

住所 沖縄県那覇市牧志3-11-16,17
アクセス ゆいレール「牧志駅」から徒歩約4分

首里城

住所 沖縄県那覇市首里金城町1-2
アクセス ゆいレール「首里駅」から徒歩約15分

工夫をすれば車なしでも沖縄旅行を満喫できる!

居酒屋のイメージ

旅の拠点となるホテル、バス、ゆいレールを上手に活用することで、車なしでも人気の観光地を巡ることは十分に可能です。
帰りの運転時の体力を考慮せずに、疲れ果てるまで思いっきり遊んでくることもできます。また、お酒が好きな人にとっては、我慢せずにいつでも飲める点もメリットです。免許を取得していない人や、運転せずに旅を気軽に楽しみたい人は、車なしの沖縄旅行も検討してみるとよいでしょう。

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