東京発、おすすめ沖縄旅行・沖縄ツアー

これで満足!沖縄旅行をより深く楽しむためのモデルコース4選!

女子旅イメージ

日本にいながら南国気分を満喫できる沖縄は、老若男女問わず人気の高い国内屈指の観光地です。見どころも多いので、全てを訪れようとするとかなりの旅行日数が必要となるでしょう。行きたい場所がたくさんあって決められないという場合には、モデルコースを参考にすると効率よくたくさんの観光地を巡ることができます。沖縄の歴史を感じたい、大自然に触れたいなどいくつかのテーマに沿ったモデルコースをご紹介するので、沖縄観光の参考にしてみてください。

モデルコース1:芭蕉布の里で癒しを求める

マングローブ

沖縄を代表する伝統工芸品といえば芭蕉布を思い浮かべる人も多いことでしょう。素材や染料など全て自然のものから作り出す芭蕉布は、国指定の重要無形文化財となっています。慶佐次湾(げさしわん)のヒルギ林、やんばる学びの森、比地(ひじ)大滝、喜如嘉(きじょか)集落を巡るコースで、沖縄ならではの大自然や伝統工芸に触れて心身ともに癒されてみてはいかがでしょうか。
本島北部の東村に位置する慶佐次湾のヒルギ林は、本島最大規模のマングローブ林です。展望台から壮大なマングローブ林をのぞむもよし、自分の足で遊歩道を歩いて体感するもよし、亜熱帯地方ならではの自然を満喫できるのがポイントです。遊歩道散策は30分程度みておくとよいでしょう。国頭村にあるやんばる学びの森では、やんばるならではの独特な生態系を体感することができます。初心者でも安心のカヌーツアーや自然解説員が同行するガイドウォークなどのプログラムも充実しているので、実際に自分の体を使って大自然を感じたい人に最適です。同じく国頭村にある比地大滝は本島最大の滝として知られています。その落差は約26m、マイナスイオンを存分に浴びることができるでしょう。入口から滝までは約1.5kmあり、片道約1時間程度かかります。滝までの行程には急斜面もあるため、スニーカーやタオルなどの準備をしておくと安心です。
芭蕉布の里、大宜味村にある喜如嘉集落は500年以上もの歴史がある伝統工芸の街として知られています。すべて手仕事で作られる芭蕉布は肌触りがよく、軽くて風通しがよいのが特徴といえるでしょう。芭蕉布は夏の衣服として琉球の多くの人々に愛用されてきました。現在ではネクタイやバッグなどのファッション雑貨やタペストリーなどのインテリア製品のように、さまざまな形となってその伝統が受け継がれてきています。沖縄本島の北部に位置する大宜見村(おおぎみそん)立芭蕉布会館では、いろいろな芭蕉布製品の展示や製造工程のビデオ上映が行われています。2階は実際の作業場となっていて、許可をもらえば見学することも可能です。芭蕉布製品の販売も行っているので、沖縄旅行の記念に購入してみてもよいでしょう。

慶佐次湾のヒルギ林

住所 沖縄県国頭郡東村慶佐次港原
アクセス 那覇空港から車で約1時間50分(高速道路使用)

やんばる学びの森

住所 沖縄県国頭郡国頭村安波1301-7
アクセス 那覇空港から車で約2時間30分(高速道路使用)

比地大滝

住所 沖縄県国頭郡国頭村字比地
アクセス 那覇空港から車で約2時間(高速道路使用)

モデルコース2:沖縄の歴史を巡る

首里城

沖縄はかつて琉球王国として450年もの歴史を刻んできました。2000年には首里城跡などが「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」としてユネスコ世界遺産に登録されています。識名園、首里城跡、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)や玉陵(たまうどぅん)、金城町の石畳道、首里城公園の北側の人工の池・龍潭(りゅうたん)などの観光スポットを巡り、琉球王国時代の栄華を感じに当時へタイムスリップしてみましょう。
1799年創建の識名園は、琉球王家の別荘として作られた廻遊式庭園です。中国の影響を感じられる東屋、六角堂や琉球石灰岩で作られたアーチ形の橋など、琉球独特の文化をいたるところで感じることができるでしょう。中央の池は「心」という文字を崩した形になっているのも注目ポイント。世界遺産だけでなく国の特別名勝としても登録されている庭園は、季節の移り変わりを感じられる見事な作りになっています。琉球国王の居城であった首里城跡には朱色が目に鮮やかな正殿、百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)がそびえます。2000円札の図柄にもなった守礼門や石灰岩を積み上げた城壁など見どころが盛りだくさんなので、一度は訪れておきたいスポットといえるでしょう。
園比屋武御嶽は守礼門の後方左側にある石門とハンタン山一帯を指し、琉球王国時代、国王の拝所でした。扉以外はすべて石造の平唐破風門ですが、木造建築の表現も取り入れている点が特徴です。1501年頃創建されたといわれている玉陵は第二尚氏王統歴代の陵墓で、周囲は石垣に囲まれています。木造建築を模していながら、陵墓を守護するように左右袖塔上に置かれた石彫りの獅子像からも琉球らしさを感じられるでしょう。金城町の石畳道は、琉球時代の主要道路として造られた「真珠道」の名残です。赤瓦の屋根が並ぶ石畳道は風情があり、琉球王国時代に思いをはせながら散策を楽しむのも一興でしょう。龍潭は、龍頭の形に掘られた首里城外苑の池です。かつては中国からの使者である冊封使をもてなすために、爬龍船競争(ハーリー)が催されたことでも知られています。
見事な城壁が圧巻の中城城跡は、北中城村に位置しています。城壁の大部分は琉球石灰岩の切石積みとなっていて、城壁がきれいに残されているという点でもとても価値の高い遺跡とされています。城壁の曲線美は目を見張るほどで、必ず訪れておきたいスポットです。

※当記事は、2019年10月31日(木)未明に首里城で発生した火災以前に配信されたものです。
また、火災に影響で、同日朝から首里城公園(有料施設を含む園内施設)は臨時休園・休場しております。
首里城公園(有料施設を含む園内施設)に関する最新情報はこちらからご覧ください。

識名園

住所 沖縄県那覇市字真地421-7
アクセス 那覇空港から車で約15分

首里城

住所 沖縄県那覇市首里金城町1-2
アクセス 那覇空港から車で約30分、
ゆいレール(「首里駅」下車)と徒歩で約45分

中城城跡

住所 沖縄県中頭郡中城村泊1258番地
アクセス 那覇空港から車で約40分

モデルコース3:やんばるで大自然を満喫する

フクギ並木

沖縄といえば自然、中でも沖縄本島北部にあたるやんばるでは、手つかずの大自然を楽しむことができます。国営沖縄記念公園、備瀬のフクギ並木を巡るコースでは移動も2カ所だけなので、ゆっくりとやんばるの大自然を満喫できるでしょう。
国営沖縄記念公園のうち海洋博公園は、沖縄美ら海水族館や熱帯・亜熱帯都市緑化植物園などいろいろな施設があり、あきることがありません。ジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ姿を見ることができる沖縄美ら海水族館は、大人から子供まで楽しめる大人気スポットです。オキちゃん劇場ではイルカショーを無料で楽しむことができます。青い海をバックに見事なジャンプを見せてくれるイルカショーに、大人も子供も大満足することでしょう。熱帯・亜熱帯都市緑化植物園では400種を超える植物を鑑賞できるだけでなく、植物を使ったクラフト体験やグラウンドゴルフを無料で楽しむことができます。その名の通りエメラルドグリーンの海がまぶしいエメラルドビーチでは、海水浴はもちろんのこと遊歩道を歩いて沖縄の海風を感じながら散策してもよいでしょう。パラソルやビーチチェアー、浮き輪などのグッズもレンタルできるので気軽にビーチで遊ぶことができる点も魅力的です。
美ら海水族館からほど近い場所に位置するのが備瀬のフクギ並木です。緑に囲まれた並木道の風景は心癒されます。風に揺れる木々の音や緑の合間から差し込む木漏れ日を感じながら歩いていると、時の流れがゆっくりと感じられることでしょう。並木道の入り口から1kmほど歩くと備瀬岬に到着です。透明度の高い海をのぞけば、カラフルな熱帯魚と出会えるかもしれません。

国営沖縄記念公園 海洋博公園

住所 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
アクセス 那覇空港から車で約2時間(高速道路使用)

備瀬のフクギ並木

住所 沖縄県国頭郡本部町備瀬にある村落
アクセス 那覇空港から車で約2時間(高速道路使用)

モデルコース4:景色を楽しみながらドライブする

古宇利大橋

ドライブが好きな人には沖縄の美しい海の絶景を堪能できる、海中道路、浜比嘉島、伊計島、古宇利島を巡るドライブコースがおすすめです。全て大橋で結ばれているため、車での移動が可能な点も見逃せません。
本島中部のうるま市にある海中道路からは、平安座島(へんざじま)、浜比嘉島、宮城島、伊計島と4つの島にアクセスすることが可能です。両サイドに海を見渡しながら走ると気分も爽快、これぞ沖縄でドライブする醍醐味といえるでしょう。浜比嘉島には古くからの古民家も多く残っていて、赤瓦屋根の家並みや石垣、手つかずのビーチなど、素朴な沖縄の風景を目にすることができます。さらに、琉球開びゃくの神「アマミキヨ」が眠っている神聖な島としても知られています。4つのうち一番奥にある伊計島は、海の美しさが圧巻です。地元の人が伊計島のビーチに多く訪れることからも、その美しさを証明しているといえるでしょう。島の中心部にある仲原遺跡からは竪穴住居跡や土器も発掘されていて、現在は史跡公園になっています。
そして沖縄ドライブコースの一番人気は古宇利大橋といっても過言ではありません。屋我地島(やがじしま)と古宇利島を結ぶ古宇利大橋は1960mあり、無料で通行できます。まっすぐにのびる古宇利大橋を車で走ると、まるで海の上を渡っているかのような気分を味わうことができるでしょう。古宇利島ではオーシャンタワーやハートロックといった観光スポットを楽しむのもおすすめです。

海中道路

住所 沖縄県うるま市与那城屋慶名~平安座島
アクセス 那覇空港から車で約1時間10分(高速道路使用)

浜比嘉島

住所 沖縄県うるま市勝連比嘉
アクセス 那覇空港から車で約1時間20分(高速道路使用)

伊計島

住所 沖縄県うるま市与那城伊計
アクセス 那覇空港から車で約1時間30分(高速道路使用)

古宇利島

住所 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
アクセス 那覇空港から車で約1時間30分(高速道路使用)

沖縄のいろんな魅力を堪能しよう!

海

目的を決めずに行き当たりばったりのノープランで巡る旅も面白いですが、効率的により深く沖縄を楽しみたい場合にはある程度事前に計画しておいたほうがよいでしょう。今回ご紹介したモデルコースを参考にして、自分なりにアレンジした旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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