旅先として日本屈指の人気を誇る沖縄は、美しい海をはじめとした景色、おいしい食べ物、独特の文化などさまざまな魅力あふれる場所です。音楽を愛する人にとっても沖縄は素晴らしい旅先です。今回は現代的なロックフェスや伝統を感じることのできる民謡フェスティバルまで、沖縄で人気の音楽フェスをご紹介します。
音楽と海風を楽しむ「宮古島ロックフェスティバル」
沖縄本島から約50分の場所に位置する宮古島は、離島ならではの美しい海や空の風景を楽しめる最高のロケーションが魅力的です。その宮古島で2005年から毎年開催されているのが宮古島ロックフェスティバルです。「離島の子供たちに本物の音楽を聴かせることで大きな夢を与えたい」という願いを込めて、アーティストたちと地元の若者たちが協力してこのフェスティバルをスタートさせました。例年10組前後の出演者がフェスを盛り上げます。「～SAVE THE SEA, SAVE THE SKY～海に優しく、空に優しい、南の島のロックフェス」というキャッチコピーの通り、美しい海と青い空を眺めながら心ゆくまで音楽に身を任せることができます。日本一早い夏フェスともいわれるこちらのフェスティバルは、6月開催という早めの野外音楽フェスで、沖縄県民はもちろん、全国から鑑賞ツアーで訪れる人が後を絶ちません。この時期の宮古島では前夜祭や後夜祭が各地で開かれるので、前後泊して思いっきり宮古島の音楽と自然を堪能するのもおすすめです。
沖縄屈指の人気フェス「ピースフルラブロックフェス」
ピースフルラブロックフェスは沖縄を代表する大規模なロックフェスティバルです。「オキナワン・ロック」を盛り上げようと始まったこちらのイベントは、2018年には35回目を迎える長い歴史を持っています。ピースフルラブロックフェスは沖縄本島中部にあるコザで毎年7月に開催されます。コザは外国人が多く、音楽の街としても知られているエリアです。フェスティバル出演者には若手やベテランが入り混じった沖縄を代表するロックバンドや、国内の人気アーティストが含まれます。このイベントでは地域資源の発掘や文化創造を目標にしており、公開審査会を突破した一般参加のグループや海外アーティストなども参加します。沖縄と海外の音楽文化のコラボレーションを楽しめるでしょう。
老若男女で楽しめる「沖縄民謡フェスティバル」
沖縄の心を感じさせる沖縄民謡フェスティバルは、1990年より続く沖縄大衆舞踏のイベントです。例年6月頃に沖縄市体育館で2日にわたって行われるこちらのイベントでは、沖縄各地から来た出演者による伝統的な民族舞踏を見ることができます。沖縄本土全域はもちろん、宮古島や八重山諸島、久米島や伊江島などの踊り手が集合し、参加者総数は4万5000人にもなります。道具を使わない手踊りや、ティサージと呼ばれる手ぬぐいやパーランクーという小太鼓を使う舞踏などバラエティに富んだ踊りを見ることができます。沖縄民謡や新唄に合わせた集団舞踊はたいへん見ごたえがあります。沖縄の文化を肌で感じる体験がしたいという人にぴったりのこちらのフェスティバルは、子どもからお年寄りまでみんなで楽しめるのがポイントです。
