那覇市の国際通りは、たくさんの土産物屋、飲食店が軒を連ねる観光ショッピングエリアです。お店でゆっくりの食事も良いけれど、食べたいものを少しずつ味わえる、食べ歩きは旅の醍醐味のひとつ。地元の人と触れ合いながら、その土地ならではの食べ物をあれこれ食べてみるのは楽しいですよね。ここでは、沖縄国際通りでおすすめの食べ歩きグルメを紹介します。
沖縄食べ歩きスイーツの代表「サーターアンダギー」
首里の方言で「サーター」は「砂糖」、「アンダ」は「油」、「アギ」は「揚げる」という意味です。つまり、直訳すると「砂糖を油で揚げたもの」です。現地では「サーターテンプラ（砂糖の天ぷら）」とも呼ばれている、沖縄の代表的な伝統菓子です。見た目はドーナツに似ていますが生地に違いがあり、サーターアンダギーは砂糖、卵がふんだんに使われ、水や牛乳はあまり使われません。そのためドーナツに比べて、固めでずっしりしていて腹持ちが良いのが特徴です。また、フレーバーの多さも人気の秘密です。黒糖、白砂糖、バナナ、かぼちゃ、パイナップル、紅芋、ゴマなど、バリエーションが豊富です。お店によって味のレパートリーや生地、サイズなどに特徴があるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。外はサクサク、中はふわふわで、どこか懐かしい素朴な味が人気のサーターアンダギー。国際通り散策のお供にぴったりです。
南国の幸を食べ歩き「盛り合わせフルーツ」
沖縄と言えば、南国フルーツですよね。パッションフルーツ、タンカン、スターフルーツ、スナックパイン、ドラゴンフルーツなど、沖縄以外ではあまり馴染みのない、珍しいフルーツがたくさんあります。そんな南国フルーツが手軽に味わえる国際通りには、よく冷やされて食べやすくカットされた色鮮やかなフルーツがずらりと並んでいます。どのフルーツにしようか迷ったときは、盛り合わせフルーツがおすすめです。その日の厳選フルーツが数種類、少しずつお皿に盛りつけられています。お気に入りのフルーツが見つかったら、お土産に丸ごと買っても良いですね。カラフルでトロピカル雰囲気満載のフルーツ盛り合わせは、見た目も味も沖縄スタイル。インスタ映えもしますよ。
人気の郷土料理「じーまーみ豆腐」
「じーまーみ」とは、琉球語で「落花生」の意味です。つまり「じーまーみ豆腐」は、落花生を使った豆腐のことで、沖縄ではポピュラーな郷土料理です。名前に豆腐と入っていますが、大豆やにがりは一切使われておらず、落花生のしぼり汁に芋くず（サツマイモのデンプン）を加えてつくられています。一般的な食べ方は、醤油と砂糖を煮詰めた、甘じょっぱいみたらし団子のような専用タレをかけて食べます。豆腐とはちがい弾力のあるもちもちした食感、口の中に広がる香ばしいピーナッツ味、その不思議な感覚に虜になる人も多いようです。おかずというよりはデザート感覚で食べられることも多いじーまーみ豆腐には、黒糖味、チョコ味、紅芋味、ウコン入りなど様々な種類があります。全部試してみたくなってしまいますよね。沖縄を訪れたら、是非食べたい一品です。
