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海底遺跡、日本最西端の碑、Dr.コトー診療所ロケ地…与那国島旅行の観光スポットまとめ

海底遺跡

日本最西端の島「与那国島(よなぐにじま)」。地元の人々には「どぅなんちま」と呼ばれています。一説では、渡航が難しい(渡難)という意味で「どぅなん」と呼ばれ始めたといわれていますが、現在では一般の交通機関を利用して誰でも行くことができます。那覇市からは飛行機で1時間半ほど、石垣島を経由してフェリーで向かうと5時間半ほどで到着します。料金的にみればフェリーの方が安く済みますが、「ゲロ船」とのあだ名がつくほど酔いやすいので、酔いやすい人は少々高くついても飛行機での移動を検討した方が良いでしょう。 与那国島には、一度は行く価値がある魅力的なスポットがたくさんあります。ここでは、与那国島の観光スポットについてご紹介します。

古代遺跡!?ミステリアスな与那国島の海底遺跡

海底遺跡

沖縄やその離島へ行くなら、マリンスポーツなど海に関する体験をしてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そのような人にオススメできるのが、与那国島の最南端にある「新川鼻(あらかわばな)」です。新川鼻の最大の魅力は、岬からわずか100メートル沖合の海底に東西約250メートル、南北150メートルの遺跡が眠っていることです。ピラミッドのような巨大な外観で、石の形が壁やテラス、通路のように見え、宗教的な儀式に用いられたかのようなレリーフが散見されます。さらに十字状の刻印のある石板が発見されており、この刻印は意図的につけられたものだとする鑑定結果も出されています。このようなさまざまな事情から2000~3000年前には古代都市として陸上に存在していたものが海底に沈んだのではないかと分析されています。一方では、自然に作られたものだとする見方も有力であり、2017年時点で「遺跡」とは認定されていません。新川鼻の海底遺跡では、ダイビングツアーなどを楽しむことができます。

西崎にある最西端の碑と絶景

西崎

最西端の島、与那国島の中でも最も西にあるのが「西崎(いりざき)」です。太陽が沈むことを「日の入り」というように、「いり」とは沖縄の言葉で「太陽が沈む方向」、つまり西を意味します。日本の最端部の中で唯一誰でも自由に行くことができ、西崎の岬の西埼灯台や碑、展望台は有名な観光地として知られています。最西端を訪れた記念に何か思い出の品が欲しい人は、ホテルや民芸品店で「日本最西端の証」を発行してもらうことができます(1枚500円)。最西端を訪れた日付や碑の写真、与那国町の町花であるテッポウユリのイラストも掲載されている名前入りの豪華な証明書です。 与那国空港から西へ車で10分走行すると西崎展望台があり、坂を上ると碑が設置されています。碑があるのはかなりの高台ですが、そこから見える景色は絶景で、天候に恵まれれば台湾の山々を見渡すことができます。日本で最後に沈みゆく夕日をゆっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。

他にも魅力がいっぱいの観光スポット、Dr.コトー診療所ロケ地など

ナーマ浜

美しい自然の多い与那国島は、ドラマ「Dr. コトー診療所」のロケ地としても使用されました。南部に位置する「比川」と呼ばれる集落のはずれに、志木那島診療所のロケ地があります。ドラマ撮影用に建てられたセットのメンテナンスが続けられており、ドラマの雰囲気をそのまま楽しむことができます。ドラマをよく見ていた人はもちろん、作り込まれたセットにドラマを見たことない人でも楽しめるはずです。ほかにもフェリー乗り場や小学校、比川浜などドラマでおなじみの場所に足を運ぶことができます。 また、最西端にある浜「ナーマ浜」も捨てがたい観光スポットです。きらきら輝く白い砂浜、エメラルドグリーンの透明な海の美しさにきっと感動するはずです。西崎の近くにあるので、移動時間を無駄にすることもありません。もちろん、ここから夕陽を眺めることもできるので、坂を上がるのがつらい人はビーチから夕陽を眺めてみてはいかがでしょうか。波も比較的穏やかで静かなビーチなので、心が洗われるのを感じられます。 数多くの観光スポットのある与那国島。少々行くのは大変ですが、実際に行ってみればそれだけの価値があると感じられるでしょう。

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